市場はFRBによる4.00%への25ベーシスポイントの利上げをほぼ完全に織り込んでおり、利上げそのものは米ドルに新たな勢いをもたらすには不十分である可能性があります。金は4,300ドル台前半から反発し、EURUSDはFRBの決定を前に1.1550付近で事実上足踏み状態となっており、ビットコインは直近の勢いを失って76,000ドルを下回る水準まで後退しました。
- 原油価格が110ドル近辺で推移し、10年物米国債利回りが5%を維持、さらに短期的な金融緩和への期待が消滅したことで、ファンダメンタルズの背景は引き続き米ドルの支えとなっています。
- 金の4,260〜4,250ドル付近は買い手にとって最初の重要な防衛ラインとなっており、一方、上値では4,300〜4,320ドルが当面の課題となっています。
- 1.1520〜1.1500付近は重要なサポートとして繰り返し機能しており、FRBの決定後のそこでの反応が、EURUSDが下落を拡大するかどうかを判断する上で極めて重要になります。
- 76,000ドル付近は現在、短期的な重要な節目となっており、ここを明確に割り込むと、まずは74,000ドルが視野に入り、さらに大幅な調整が進む可能性が高まります。
FXスナップショット
本日の注目点:MT時間21:00発表のFRB政策金利決定
ドル建て金
FRBが利上げを行いながらも次回の利上げ示唆を控えるか、あるいは予想外に金利を据え置いた場合、XAUUSDは4,480ドルを上回る回復が視野に入ります。
ユーロ米ドル
FRBが9月の利上げが最後となる可能性は低いと明確にした場合、1.1500割れによって下落トレンドの優勢が確認され、1.14800に向けた下落が進むことになります。
BTC
FRBから新たなタカ派サプライズが出なければ、ビットコインはリリーフラリーによる最大の恩恵を受ける資産の一つとなる可能性があります。
市場センチメント
利上げはすでに織り込み済みであり、その決定自体が真のサプライズをもたらすことはないでしょう。焦点となるのは、FRBがその後どこまで踏み込む姿勢を見せるかです。

