生産量連動型支払い (VPP)

生産量連動型支払い(Volumetric Production Payment、略称:VPP)は、主にエネルギーおよび鉱業セクターで使用される資金調達手法です。この仕組みの下では、資源資産の所有者が将来の生産量の一部を投資家に売却する代わりに、即時の前払い金を受け取ります。これにより、資産所有者は所有権を手放したり、企業の持分を希薄化させたりすることなく、資産を現金化することが可能になります。

実務上、投資家は資産から産出される原材料の所定の割当分を毎月受け取ります。この割当は、資源の固定量として、あるいは現場で達成された月間総生産量の特定の割合として定義されます。投資家は受け取った分を市場で販売して収益を得る一方、元の所有者は油田や鉱山の日常的な運営管理を継続します。

例えば、小規模な石油探査会社が新規掘削プロジェクトのために資本を必要としているものの、従来の負債を負いたくない場合などが挙げられます。VPP契約を締結することで、投資会社やエネルギー企業から必要な現金を前払いとして受け取ります。その見返りとして、投資会社は一定期間、当該資産から生産される石油の一定量を受け取る権利を得ます。これにより、将来の資源産出量が投資家にとって安定したキャッシュフローへと変換されることになります。

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