U字型回復

U字型回復とは、経済が急激に悪化した後、一定期間の停滞を経てから徐々に以前のピーク水準まで戻るという、景気後退とそれに続く回復の特定のパターンを指します。急速に反発するV字型回復とは異なり、この回復パターンは、経済指標が数四半期にわたって低迷し続ける長期的な底(谷)が特徴です。

このプロセスは、初期の収縮後に経済が勢いを取り戻すのに苦戦する中で進行します。国内総生産(GDP)、鉱工業生産、雇用者数といった主要指標は低下した後、サイクルの底で停滞します。回復局面が即時的ではなく緩やかで着実であるため、経済が完全に安定し成長が再開するまで、通常12か月から24か月を要します。

この現象の具体的な例として、1990年から1991年の景気後退が挙げられます。初期の景気後退の後、経済は長期間にわたって低迷しました。GDPが緩やかな成長を示し始めても、雇用者数は数年間、景気後退前の水準まで回復せず、多くの人がこれを「雇用なき回復」と呼びました。サイクルの底におけるこの長期にわたる低水準の活動こそが、U字型回復の決定的な特徴です。

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