2・20(ツー・アンド・トゥエンティ)

2・20(ツー・アンド・トゥエンティ)とは、ヘッジファンド、プライベート・エクイティ、ベンチャーキャピタル業界で広く採用されている標準的な報酬体系です。これは、管理報酬(マネジメント・フィー)と成功報酬(パフォーマンス・フィー)という2つの異なる要素で構成されています。このモデルは40年以上にわたりオルタナティブ資産運用の主要な枠組みとして機能しており、ファンドマネージャーの専門知識や運営コストを補償すると同時に、投資の成功とインセンティブを一致させることを目的としています。

2%の部分は年間の管理報酬を表しており、運用資産残高(AUM)に基づいて算出されます。この報酬は、ファンドの損益にかかわらずファンドマネージャーに支払われ、会社の運営にかかる継続的なコストを賄うことを目的としています。20%の部分は「キャリード・インタレスト」とも呼ばれ、ファンドが特定の投資利益を上げた場合にのみマネージャーに支払われる成功報酬です。

例えば、投資家がファンドに資金を拠出した場合、マネージャーは管理業務や運営業務の対価として毎年2%の報酬を受け取ります。ファンドが好成績を収め利益を上げた場合、マネージャーはその利益の20%を追加で受け取ります。多くのファンドでは「ハイ・ウォーター・マーク(最高値更新方式)」が導入されており、ファンドの価値が過去の最高値を上回った場合にのみ成功報酬が支払われる仕組みとなっています。これにより、一貫性のない運用成績に対して投資家が報酬を支払うリスクを防いでいます。

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