利益確定注文(テイクプロフィット注文)とは、証券が特定の価格水準に達した時点でオープンポジションを決済するよう証券会社に指示する指値注文の一種です。あらかじめ目標価格を設定しておくことで、市場が希望する利益水準に達した際に自動的にポジションを清算し、利益を確定させることができます。証券価格がこの指値に達しなかった場合、注文は執行されません。
この注文は、トレーダーが取引を開始する前に出口戦略を定義することを可能にします。投資家は多くの場合、チャートパターン、サポートライン、レジスタンスゾーンなどに基づき、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を用いて適切な目標価格を決定します。執行が自動化されているため、トレーダーは常に市場を監視したり、目標価格に達した際に感情的で即座な判断を下したりする必要がなくなります。
例えば、あるトレーダーが株式を購入し、価格の上昇を期待する場合、エントリーポイントから5%高い価格に利益確定注文を設定することがあります。株価がその水準まで上昇すれば、注文が自動的にトリガーされ、株式が売却されます。これにより利益は確保されますが、注文が約定した後に株価がさらに大幅に上昇した場合、その後の利益を取り逃がす可能性があるという点には注意が必要です。