SWORD(Stock and Warrant Off-Balance Sheet R&D)は、バイオテクノロジー企業が研究開発プロジェクトのための資金を確保するために設計された特殊な資金調達スキームです。この手法を用いることで、企業は多額の費用を要するイノベーション活動に資金を提供しつつ、それに伴う財務リスクを本社の貸借対照表から切り離すことが可能になります。
この仕組みは、機関投資家から資金を調達するために独立した特別目的事業体(SPE)を設立することで機能します。親会社は特定の研究プロジェクトを管理するためにこの事業体を設立し、プロジェクトを企業の既存の負債から実質的に分離します。投資家は、研究成果に対する部分的な権利(将来のロイヤリティや知的財産権の利益など)と引き換えに、必要な資本を提供します。
実務上の適用において、特別目的事業体は投資家に対して独自の証券を発行します。これらのユニットは通常、研究事業体の持分、親会社の普通株式を購入するワラント、および親会社が最終的に研究プロジェクトを買い戻すためのコールオプションの組み合わせで構成されます。この構造により、成長段階にあるバイオ企業は不可欠な流動性を確保できると同時に、投資家はハイテク分野の科学的ブレイクスルーによる成功の可能性に対して投資を行うことができます。