平均総資産利益率 (ROAA)

平均総資産利益率(ROAA: Return on Average Assets)は、企業が総資産からどれだけ効率的に利益を生み出しているかを測定する収益性指標です。通常の総資産利益率(ROA)が特定の時点の資産額を用いることが多いのに対し、ROAAは特定の期間における平均資産額を用いることで、会計年度を通じたパフォーマンスをより正確に反映します。

この指標は、純利益を企業の平均総資産で割ることで算出されます。単一時点の数値ではなく平均値を用いることで、報告期間中に発生する可能性のある資産残高の大きな変動を考慮に入れることができます。この手法は、保有資産をいかに効率よく利益に転換できているかを評価するため、特に銀行や金融機関で好まれます。

例えば、ある銀行の平均総資産が100億ドルで、純利益が1億2000万ドルである場合、ROAAは1.2%となります。これは、貸借対照表上の資産1ドルにつき、銀行が1セント強の利益を生み出したことを示しています。投資家は、この数値を用いて同業他社間の効率性を比較します。

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