問題児 (Problem Child)

問題児(プロブレム・チャイルド)とは、成長率の高い業界において市場シェアが低い事業ユニットや製品ラインを指します。「クエスチョン・マーク(疑問符)」とも呼ばれ、企業が資産ポートフォリオを評価し、資本配分を決定するための戦略的ツールである「BCGマトリックス」の4つの象限の一つです。

これらの事業ユニットは、通常、生み出すキャッシュよりも消費するキャッシュの方が多いため、扱いが難しいとされています。高成長セクターで事業を展開しているため、より大きな市場シェアを獲得するには、マーケティングや販売への多額の投資が必要です。経営陣は、その事業ユニットを将来のスター製品へと成長させるために必要な多額の設備投資が、将来の成長ポテンシャルに見合うものかどうかを慎重に判断しなければなりません。

例えば、競争の激しいテクノロジー業界の企業が、新しいソフトウェア製品を「問題児」と位置づける場合があります。経営陣がその成長見通しが強いと判断すれば、既存の「金のなる木」から余剰資金を振り向け、その製品の拡大に投資する可能性があります。しかし、投資を行っても市場シェアが拡大しない場合、そのユニットは最終的に「負け犬」と分類され、さらなる損失を防ぐために売却されることになります。

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