株価売上高倍率(PSR: Price-to-Sales Ratio)は、企業の時価総額を売上高と比較して評価する指標です。これは、企業が生み出す売上高1ドルに対して、投資家がいくら支払う意思があるかを示すものです。株価を1株当たり売上高で割る、あるいは時価総額を総売上高で割ることで、アナリストは企業の売上高に対する市場の評価を測定できます。
この比率を算出するには、現在の株価を特定の期間(通常は直近12ヶ月)の1株当たり売上高で割ります。同業他社と比較してこの比率が低い場合は株価が割安である可能性を示唆し、逆に著しく高い場合は割高である可能性を示唆します。この指標は、利益が出ていない企業の評価にも特に有用であり、利益ではなく売上高の創出に焦点を当てています。
例えば、あるセクター内の企業が競合他社よりも低いPSRを示している場合、投資家はその企業を割安な投資機会と見なすことがあります。ただし、この指標は企業の収益性や将来の利益創出能力を考慮していない点に注意が必要です。そのため、異なるセクター間ではなく、同一セクター内の企業を比較する際に最も効果を発揮します。