PITIは、住宅ローン業界で使用される頭字語で、元金(Principal)、利息(Interest)、税金(Taxes)、保険料(Insurance)の頭文字をとったものです。これは、借り手が住宅ローンを返済する際に負担する月々の住宅費用の合計額を表します。金融機関は、この数値を基に借り手の財務リスクを評価し、潜在的な購入者にとっての住宅ローンの全体的な支払い能力を判断します。
PITIを算出するために、金融機関はローンの元金と利息の支払額に、月々の固定資産税と火災保険料を合算します。これら4つの要素は、借り手の月々の債務負担を包括的に把握するものです。金融機関は通常、この合計額を借り手の月間総所得と比較して住宅費用比率を算出します。これにより、借り手が無理なく債務を管理できるかを確認します。
例えば、借り手の月々の住宅ローン返済額(元金と利息)が1,500ドル、固定資産税が300ドル、保険料が200ドルの場合、合計のPITIは2,000ドルとなります。この借り手の月間総所得が6,500ドルの場合、住宅費用比率は約31%となります。金融機関は一般的に、借り手のローンリスクが低いことを示す指標として、この比率が31%以下であることを望みます。