ルックスルー利益とは、配当金と内部留保の両方を考慮に入れることで、投資の真の経済的パフォーマンスを評価するための手法です。報告された利益を主に重視する標準的な財務諸表とは異なり、この概念は、将来の成長を促進するために企業が自社の事業に再投資する資金を含め、企業が生み出した総価値を考慮します。
この利益を算出するには、投資家は受け取った配当金に、その企業の内部留保のうち自身の持分比率に応じた額を加え、そこから配当金にかかる税金を差し引きます。このアプローチにより、投資家は会計上の制限にとらわれず、企業の事業活動によって生み出された年間収益をより現実的に把握することができます。
例えば、ある企業の株式を保有している場合、受け取った現金配当に、企業が再投資のために留保した利益のうち自身の持分を加算します。配当金に対して支払った税金を考慮した後の数値は、その資金が現金として支払われたか、あるいは企業内に留保されたかに関わらず、その期間の企業の業績から得られた実際の経済的利益を反映しています。