指値注文

指値注文(リミット・オーダー)とは、証券の売買において、指定した価格またはそれよりも有利な価格でのみ取引を行うよう証券会社に指示する注文方法です。この価格の閾値を設定することで、市場価格で即座に約定する成行注文と比較して、トレーダーは取引コストをより厳密に管理できるようになります。この手法では、目標価格よりも高く買ったり、安く売ったりすることを防ぐことができますが、取引が確実に成立する保証はありません。

指値注文を出すと、市場価格が指定したレベルに達するまで注文は保留状態となります。買い注文の場合、証券価格が指定した指値まで下落した時にのみ取引が実行されます。逆に、売り注文の場合は、市場価格が指値まで上昇した時にのみ実行されます。注文が特定の価格条件に依存しているため、市場が目標価格から離れてしまった場合、注文が約定せず、取引の機会を逃す可能性があります。

例えば、現在55ドルで取引されている株式を50ドルで購入したい場合、50ドルで買い指値注文を出すことができます。株価が50ドル以下に下落すれば、証券会社はその価格で取引を執行しようとします。しかし、株価が50ドルに達しなければ、注文は期限が切れるか、あるいは投資家自身が取り消すまで未約定のままとなります。

記事をシェア: