JASDAQは、東京証券取引所の一部門であり、新興企業や成長企業向けの市場として機能していました。1963年に店頭市場として設立され、その後電子取引市場へと発展し、2004年には正式な証券取引所となりました。2022年の市場再編に伴い廃止されるまで、中小企業が資本を調達するための重要な役割を担っていたことで広く知られています。
同市場は、国内普通株式の取引のための構造化された環境を提供し、流動性を確保するためにマーケットメイク制度などを活用していました。市場のパフォーマンスは、TOPIXと同様の時価総額加重平均手法を用いたJASDAQ指数などの各種指標によって追跡されていました。これらの指数は、投資家が市場区分に上場している企業の健全性や動向を把握する助けとなっていました。
例えば、ポートフォリオの分散を図る投資家は、東京証券取引所のメインボードへの上場基準を満たしていない小規模な高成長企業への投資機会を求めて、JASDAQ上場企業に注目することがありました。2022年4月4日の市場再編に伴い、JASDAQの名称は廃止され、上場企業は新たに設けられたプライム、スタンダード、グロースの各市場区分へと統合されました。