フロントエンド比率は、住宅ローン対収入比率とも呼ばれ、借り手の月間総収入のうち、住宅関連費用が占める割合を算出するために金融機関が用いる財務指標です。これは債務対収入比率(DTI)評価の重要な構成要素であり、金融機関が住宅購入希望者に対して住宅ローンを融資する際のリスクを評価するのに役立ちます。
この比率を計算するには、想定される月々の住宅ローン支払額を月間総収入で割ります。住宅ローン支払額には通常、元金、利息、固定資産税、火災保険料が含まれ、これらはPITIと略されます。金融機関は一般的に、従来の住宅ローンにおいてこの比率を28%以下に抑えることを好みますが、FHAローンなどの一部のプログラムでは、最大31%まで許容される場合があります。
例えば、月間総収入が5,000ドルで、想定される月々の住宅ローン支払額が1,400ドルの場合、フロントエンド比率は28%となります。金融機関はこの数値を、学生ローンやクレジットカードの支払いなど、他のすべての月々の債務を考慮するバックエンド比率と併せて使用し、住宅ローンの融資対象として適格かどうか、また融資可能な総額を決定します。