カストディアンでの預け入れ・引き出し(Deposit/Withdrawal at Custodian、通称DWAC)は、米国預託証券保管機関(DTC)が管理する電子サービスです。これは、証券会社やカストディアン銀行と名義書換代理人との間での証券の移動を円滑にするものです。Fast Automated Securities Transfer(FAST)プログラムを活用することで、物理的な紙の証券を必要とせずに、株式の預け入れや引き出しを効率的に処理することが可能になります。
このプロセスは、証券会社や銀行などのDTC参加者が、名義書換代理人に対して電子的な指示を送ることで機能します。このシステムは書類の物理的な移動ではなく帳簿振替に依存しているため、証券の紛失、盗難、破損に伴うリスクを大幅に軽減します。これは、新規発行された株式や認証済みの株式を証券口座へ入庫、または口座から出庫するための主要な手段となっています。
例えば、投資家が証券を証券会社に移管したい場合、証券会社はDWACリクエストを開始して電子的に株式を移動させることができます。これは、すでに発行され投資家本人名義で登録されている株式に対して一般的に使用される直接登録システム(DRS)とは異なります。DWACはこうした移管を合理化することで、従来の紙ベースの証券管理に代わる安全かつ現代的な手段を提供しています。