借金返済の「スノーボール法」

スノーボール法(Debt Snowball Method)とは、複数の債務がある場合に、残高が最も少ないものから優先的に返済していく債務整理戦略です。より大きな債務については最低支払額を維持しつつ、余剰資金をすべて残高が最も少ない口座に投入し、完済を目指します。

この手法は、心理的な勢い(モメンタム)を生み出すことで機能します。少額の債務を早期に完済することで、プロセスの早い段階で目に見える成果が得られます。この達成感が強いモチベーションとなり、返済習慣を維持し、すべての債務が解消されるまでリスト上の次の少額債務に取り組む意欲を継続させます。

例えば、少額のクレジットカード残高と高額な自動車ローンがある場合、自動車ローンは最低支払額のみを支払い、余剰資金をすべてクレジットカードの返済に充てます。クレジットカードを完済したら、その返済に充てていた金額をそのまま次の少額債務の返済に上乗せします。この方法は実行が容易ですが、金利の高い債務を優先する戦略と比較すると、支払う利息の総額が多くなる可能性があります。

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