直接利回り

直接利回り(カレント・イールド)とは、投資によって得られる年間収益を現在の市場価格で割った財務指標です。年間利息や配当金を証券の現在の市場価値で割ることで算出されます。この数値は、投資家が今日支払った資産価格に基づき、今後1年間で期待できる収益の目安を示すものです。

この利回りを算出するには、証券から得られる年間総収益を額面ではなく現在の取引価格で割ります。債券や株式の市場価格は日々変動するため、直接利回りも価格の変動に伴って変化します。この計算は単純なものであり、債券の満期までの期間や、将来的なキャピタルゲイン(売却益)やキャピタルロス(売却損)は考慮されていません。

例えば、額面1,000ドルの債券で年間60ドルの利息が支払われる場合、市場価格900ドルで購入すれば、直接利回りは約6.67%となります。逆に、同じ債券を1,100ドルで購入した場合、直接利回りは約5.45%に低下します。これは、購入価格が固定利息収入に対する収益率に直接影響を与えることを示しています。

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