コミットメント型融資枠(コミットメント・ファシリティ)とは、特定の契約要件が満たされている限り、金融機関が借り手に対して資金を融資する法的義務を負う正式な信用供与契約です。拘束力のない合意とは異なり、この仕組みは契約期間中、借り手にとって保証された資本調達源となり、借り手が定められた条件を遵守している限り、貸し手は融資の要請を拒否することができません。
これらの融資枠は、金利、返済スケジュール、必要な財務制限条項(コベナンツ)など、借入条件を定めた法的拘束力のある契約に基づいて機能します。貸し手は資本をいつでも利用可能な状態にしておくリスクを負うため、借り手は通常、融資枠のうち未利用部分に対してコミットメント・フィー(融資枠設定手数料)を支払います。この手数料は、借り手が融資枠の全額を利用するかどうかにかかわらず、流動性を保証することに対する貸し手への対価となります。
コミットメント型融資枠の一般的な例としては、タームローンやコミットメントライン(回転信用枠)が挙げられます。例えば、企業が季節的なキャッシュフローのニーズを管理するために回転信用枠を確保するケースがあります。この場合、企業が信用限度額内にとどまり、合意された財務条件を遵守している限り、銀行は企業からの要請に応じて融資を行う法的義務を負い、企業に安定した資本へのアクセスを提供します。