貸倒償却(チャージオフ)とは、借り手が長期間(通常4〜6ヶ月)にわたり支払いを滞納した結果、債権者がその債務の回収は困難であると判断することを指します。この時点で、貸し手は自社の財務記録上で当該債務を損失として処理します。この会計上の処理にかかわらず、借り手には依然として債務全額を返済する法的義務が残ります。
貸し手が貸倒償却を処理すると、そのステータスが主要な信用情報機関に報告され、借り手の信用スコアに重大な悪影響を及ぼします。このネガティブな記録は、最大7年間信用レポートに残ります。このステータスは他の金融機関に対して高いリスクを示すため、将来的なローンやクレジットカードの取得、あるいは有利な金利での借り入れが著しく困難になる可能性があります。
例えば、クレジットカードの保有者が数ヶ月間支払いを停止した場合、カード発行会社はやがて支払いの見込みがないと判断し、残高を貸倒償却として分類します。この分類後も、貸し手は回収活動を継続したり、債務を第三者の回収業者に売却したりすることがあります。借り手が最終的に残高を支払った場合、ステータスは「貸倒償却完済」に更新されますが、信用履歴に対する当初のネガティブな影響は残ることが一般的です。