バーンレートとは、企業がプラスのキャッシュフローを達成するまでに、営業費用を賄うために利用可能な現金準備金を消費する速度を測定する財務指標です。主にスタートアップ企業や初期段階のビジネスにおいて、資本をどの程度の速さで消費しているかを追跡するために使用されます。この測定値は、企業の資金が尽きるまでの残り期間を示す「ランウェイ(資金繰り期間)」を判断する上で極めて重要です。
この指標を計算する方法には、グロスバーンとネットバーンの2種類があります。グロスバーンは、家賃、給与、サーバー利用料など、企業が毎月発生させる営業費用の総額です。ネットバーンは、企業の月間総営業費用から月間収益を差し引いて算出される、企業が実際に毎月失っている金額です。グロスバーンが総支出を反映するのに対し、ネットバーンは売上を考慮した上で、銀行口座から実際にどれだけの現金が流出しているかをより明確に示します。
例えば、あるスタートアップ企業が銀行に10万ドルを保有し、運営に月額3万ドルを費やしている場合、そのグロスバーンレートは3万ドルとなります。もし同じ企業が月間2万ドルの収益を上げている場合、ネットバーンレートは1万ドルに減少します。経営陣はこれらの数値を監視することで、コストを削減すべきか、あるいは事業継続期間を延ばすために追加資金を調達すべきかを判断することができます。