貸倒れとは、債権者に対して支払われるべき金銭が回収不能と判断され、帳簿上で損失として処理されるものを指します。これは、借り手がローンを債務不履行にした場合や、信用取引で提供された商品やサービスの代金を支払わなかった場合に発生します。主な理由としては、債務者の破産、深刻な経済的困窮、あるいは支払い義務に対する過失などが挙げられます。
顧客に信用供与を行う企業は、このリスクを通常の業務の一部として考慮しなければなりません。これを管理するために、企業は「貸倒引当金」と呼ばれる評価勘定を設けることが一般的です。この勘定は貸借対照表上の売掛金総額を相殺するものであり、企業は顧客から回収できると現実的に見込まれる金額をより正確に提示することが可能になります。
例えば、サプライヤーが顧客に信用販売で商品を納入したものの、後に顧客が破産して支払いが不可能になった場合、サプライヤーはその未払い残高を貸倒れとして記録する必要があります。米国では、以前に収益として報告されていたものであれば、IRS(内国歳入庁)は企業がこれらの損失を税務申告で損金算入することを認めています。もし企業が一度貸倒れとして処理した債権を最終的に回収できた場合は、「貸倒回収益」として記録されます。